17日からの週は、リスク回避の動きが大きく広がった。欧州財政緊縮策がユーロ圏の景気回復の足を引っ張るとの観測が広がったことが背景。世界的に株式市場が崩れ、ダウ平均や日経平均はそれぞれ1万ドル、1万円の大台割れとなる場面があった。欧州株はもちろん大幅下落、アジア株へも波及した。商品市況では原油が一時64ドル台へと急落したほか、安全資産の金までもが現金化を急ぐ動きとなった。為替市場では円買い・ドル買いが強まった。特に資源国通貨安の進行が目立った。豪ドル円は約10円の大幅下落となる場面もあった。ドル円は89円割れまで下落した。一方、ユーロ売りは急速に反転した。ユーロドルは1.21台から1.26台まで上伸。スイス中銀やECBなどによるユーロ買い観測が流れたが各当局はノーコメントを貫いた。また、ファンド勢がこれまでのユーロ売りポジションを巻き返す動きに転じたとの観測もあった。経済指標への反応は鈍く、リスクマネーの大きなうねりに翻弄される一週間だった。
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